家で見るならフランス映画を『勝手にしやがれ』
フランス映画と聞くと気取ったイメージやぶつぶつ話すつまらないイメージを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしこの自宅滞在期間にただぼんやりと映画を流し見するだけでなく、フランス映画を見ていたなんて言えば周囲から羨望のまなざしで見られるかもしれません、、、
『勝手にしやがれ』1960
警官殺しで車泥棒のミシェルとアメリカ人留学生パトリシア
それから警察も出てきます、、。
ツイッギー風のジーンセバーグがとてつもなく可愛い。
約60年前に撮られた映画ですが、全然色あせていません。
しかし この作品には
派手なアクションないです。
感動的な純愛もないです。
元気になれる歌と踊りもないです。
ただ可愛いジーンセバーグとパリの街並みを一緒に歩いているような気分になるのと、
イケてる犯罪者ミシェル(ジャン・ポールベルモント)にドキドキさせられます。
監督・脚本ゴダール、原案トリュフォーというヌーヴェルヴァーグの主要メンバーによって作られました。まあ新政府軍みたいな革命の中心メンバーですね、、。
何がこの映画の凄いところかって
今まであった映画の流れとは全く違う新しい作品だったのです。
どんなところが新しかったのかというと
まずは屋外での移動カメラでの撮影。
この撮影方法は画期的なもので、
躍動感と疾走感が今までにない新しい時代の象徴とも言われています。
それから即興の演出。
この作品に台本はなく、撮影の当日に監督から「こんな感じで」といわれたとか、、。
そのため堅苦しい文学的な台詞ではなく、フランスの若者が実際に話す言葉で演技しています。
この映画を見て、パリの街並みを散歩(逃走)している気分になりましょう!
映画ファンの方も、そうでない方も
良かったらコメントで映画の感想を教えてください!
参考;「フランス映画史の誘惑」 中条省平